なぜドローンは空を飛べるの?

ドローンとは、無人の航空機のことを指します。
自由自在に空を飛ぶドローンですが、「なぜ飛ぶのか」という疑問を持ったことがあるかもしれません。

ドローンの動力源は、「リチウムポリマーバッテリー」通称「リポバッテリー」です。
パワフルなバッテリーで、ドローン以前にラジコン飛行機やラジコンヘリに使用されていました。
ドローンには4本から8本程度のアームがあり、その先にモーターを搭載、さらにその上にプロペラが付いています。
リポバッテリーのエネルギーがモーターを動かし、プロペラが回転します。
このプロペラには「ねじれ」がついていて、プロペラが回転すると、ねじれが上向きの揚力を生み出します。
この揚力によりドローンは浮上することができます。

モーターの回転数を変えると、高く舞い上がったり、急降下したりします。
また、回転数を変えることで前後左右に移動することもできます。
例えば、4枚ローターのドローンの場合、前進したい時は、進行方向にある2つのモーターの回転数を落とします。
さらに、後ろ側の2つのモーターの回転数を上げます。こうするとドローンはやや前傾姿勢で前方に飛行します。
右方向に移動、左方向に移動、バック移動に関しても、同様の操作をすることで移動可能です。

また、ドローンの特徴と言えば「安定した姿勢」です。
ドローンが安定した姿勢を取るために、ドローンには「フライトコントローラー」が搭載されています。
フライトコントローラーには様々なセンサーが内蔵されていて、空中での姿勢を安定させるよう、モーターの回転数を制御するデバイスに指示を出すことができます。